この5月初旬のわずかな時期に、湿度が高く暖かい日に羽アリが飛び出して群がっているのを見かけることがある。シロアリは光が無く湿気のある土中に生殖しているため、羽アリが発生したとき以外はシロアリを見つけることが出来難い。
大量に発生した羽アリをみるとぞっとする。
先日、人の住んでいない古家の離れの小屋近くの立木に、真っ黒になる程羽アリが付いていたのを見た。それが住まいだったら大ショックだ。
だから家づくりには必ずシロアリ対策が不可欠である。
一般的には床下土壌、土台、大引等の薬剤散布が多い。しかしながら、薬剤は人体に対して害があることを否定できない。
20年ほど前の薬剤散布によるものは、シロアリ被害補償は10年間であった。
しかしその後、環境・人体に対しての悪影響を考慮、国の指導にて薬の濃度を弱める事になり、よって薬の効き目も短くなるため、現在に至るまで5年間補償となっている。
この点からも、住む人のことを考えたら新築時には、家の内部での薬剤によるシロアリ対策はできないと私は思う。
工事中のあるハウスメーカーの家を時々見かける。それは土台、柱、桁、母屋に至るまで防蟻剤を浸み込ませた材料で建てられている。薬剤たっぷりの木の家は一目でシロアリに対しては被害は受け難いと感じる。
しかしその家に住む家族はどうだろうか。人体には害が無いと看板には書かれているが、「健康にいい」と言えるだろうか。そしてその経営マンは自分の家を本当に自社で建てるだろうか・・・。
現在の私共のシロアリ対策は、薬剤に頼るのではなく、あえて難しい建物外周の物理的防蟻工法にこだわって家づくりを行っている。
外断熱のシロアリ対策は家を求める時の大きな条件であると私は考える。






